『自分を好きになりたい』

わたなべぽんさんの新作を今日読みました。
私も自分のことはいつも責めてばかりで、自信がなく、もっとら自分のことを好きになれたらいいのにと思っています。
ぽんさんほど母親に厳しくされた記憶はないけれど、わたしにもそう言った幼少期のコンプレックスは今でも残っていて、それが今の自信のなさにつながっているんだろうなあとは思います。

例えば太っていたこと、早口でせっかちなこと、忘れっぽいところ、不器用で運動音痴なところ、エラが張っていて、黒子が多くて、目が細い顔が嫌いだったこと、お付き合いをした経験があまりないこと、友達をつくるのが苦手なこと、、。

それは改めて思うと母親から指摘されてきたことでした。母は素直で自分に自信がある反面、何気ない一言が割と強烈で、それに私はよく傷ついていました。母の性格を知っているからこそ、本当のことを言われてるのだと思い、それを気にしてばかりいました。

小さい頃の私に今の自分が親になったような気持ちになって語りかけてあげたい。
もちろん苦手なことやコンプレックスに思っていることをそのままにしていいとは思わないけど、それを克服しようと今頑張っている自分はえらいね、頑張り屋さんだね、それが私のステキなところだよねって言ってあげよう。

人と話すこともまだまだ苦手だけど、それでも不思議と今こんなふうに接客業をしている自分。
あんなに話すことが苦手だったはずなのに。
どこかでそんな自分を変えたいと思ってきたからなのかもしれないなぁと思うのです。
苦手だった人の輪の中に入ること。
仕事でも、趣味でも、私は昔決まった友達としか一緒にいなくて、その友達には自分の全てを打ちあけたくて依存していたなあと思うのです。
それがいつしか、全てを言わなくてもいい、それが自分の中で解決できるようになり、今でもモヤモヤした時は夜のカフェで本を読んだり、自分の心と向き合うことで克服できるようになったのです。

本の最後にとてもいいことが書いてありました。

「つらい体験をして心にダメージを負った方々は日常生活を営むことすら困難になってしまうことがありますが、でもそんな方々が自ら立ち上がり行動をするとき、どんな人よりも思いがけない工夫や前向きさを発揮して自分らしい生き方を取り戻すことができると私は思っています」

簡単に傷ついたりしない自信ある人になりたいとずっと憧れていて、そうじゃない私はなんてダメ人間なんだと凹んでばかりいたけれど、遠回りして、たくさん考えて悩んで、そうして成長する心もきっとあるんだよね。
弱いぶんだけ、人にもやさしくなれる。
人の弱さをわかってあげられるから。
弱い人が何を言って欲しいのか、どうしたら頑張って立ち上がれるのか。
きっとそれは幼い頃の私そのもの。
大丈夫だよ、えらいね、頑張ってるね、それでいいんだよ。
小さい子に語りかけるようにこれからも頑張りたい。
自分だけでも自分の味方でいてあげよう。

0コメント

  • 1000 / 1000